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宴会の風景 「わー、さすが将門様。英雄はいうことが違うなあ……」 ぎりぎり宴会の開始に間に合ったこっちは、宴会場の隅の机に陣取り、そこに大量のお菓子といなり寿司を広げていた。 「む、この茶碗蒸し…蒸し加減といいだしの味といい、中々の手練れと見た。…あ、お菓子といなり寿司どうですかー? カラオケセットもありますよー」 とまあ、そんなふうに料理を摘まみつつ、自家製のものを勧めて感想を訊いている。 「………それにしても、ホント人外魔境だなあ…いろんな意味で」 首のない人やらラ○ンやら、色々ちょっと変わった感じの人がいるし…それに、料理もそうだ。 「これって、明らかにカブトムシだよね……こっちはゴキブリだし」 手にしたゲテモノを見て、呟く。 レストラン『うわさの産物』の人でも来てるんだろうか? 「もぐ、んむ……不味くはないと思うんだけど、でもなあ、見た目がなあ…」 昔、賭けで負けて"アブラゼミの猫じゃらし巻き"を食べた記憶が甦る。 あのつぶつぶガリガリと喉に張り付くじんわりした苦みに比べれば、ちゃんと味付けがしてある分だいぶマシだろう。 「んむんぐ…ごくん。おー、このブラックコーラってやつ、美味しいなあ」 ゲテモノと普通のものを交互にかじりつつ、宴会を満喫するこっちなのだった。 いきなり飛びかかってきた変態らしき人物を、なんかチャラチャラしてそうな(でも口調とかは普通だった。見た目で判断しちゃいけないなあ)人とシェフっぽい人が撃墜してくれた、少しあとのこと。 あのチャラチャラしてる系の人が料理作ってるっぽいしいろいろ訊いてみようかなー、なんて思いつつ、 「…む、なるほど。"カブトムシが入ってる"から"むしパン"と……いいセンスだなあ」 未成年なためお酒も呑まず、ゲテモノに挑戦しつづけるこっち。 いつのまにか目の前に、小学生低学年くらいの男の子がいることに気づいた。 にこりと笑みを作り、話しかけてみることにする。 「ん、どうしたの、ボク? カステラ食べる?」 そんなふうにカステラを差し出してみると、 「うー? …うー、たべるー!」 そういってカステラを受け取り、もふもふと口に入れ始めた。 口の中のカステラを飲み込み、満面の笑みを浮かべて一言、 「うー、おいしい! おねーちゃん、ありがとー!」 …………「おねーちゃん」って呼ばれたことに対する居心地の悪さとかなんかもうどうでもいい。 反応のないこっちを見て? と首をかしげるところとかも、 「……っ、可愛すぎるでしょ君ー!!」 「う、うー!?」 昂ぶる衝動を抑えきれず、目の前の男の子に抱きついた。 ああもう、なにこの可愛い生物!? うーって、うーって! かりすまってレベルじゃねーぞ、一体どうしたらこんな子になるのか、親御さんに聞いてみたい! 「うー、くるしいー」 「あ、ゴメンね!?」 どうやら、それなりに強い力で抱きしめてしまっていたようだ。 ………なんかもう、ホントに申し訳ない。 「お詫びといっちゃなんだけど…えと、お稲荷さんとお菓子、どう?」 「うー? いいの?」 「もちのろん! 美味しく食べてもらえるのが、作った人にとってもその食材にとっても、一番嬉しいことなんだから」 そういってみると、「うー、じゃあおいしくたべるー」といって、男の子はお稲荷さんを頬張り始める。 その愛らしい姿を見て、「ああ、今日は宴会に来てよかったなあ」と早くも思うこっちなのだった。 前ページ次ページ連載 - 女装少年と愉快な都市伝説
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都市伝説(3) 881 名前:水先案名無い人 :2005/06/22(水) 20 45 33 ID aZF0Lm1eO 全選手入場のガイドライン6入場!! 噂話は生きていた!! 更なる研鑚を積み恐怖伝説が甦った!!! 真偽不明!! 『全都市伝説入場』だァ――――!!! 失踪した日本人は生きていた!! 手足を切り落とされ見世物にされた!!! 悲惨!! 「人間だるま」だァ――――!!! 精神異常者はすでに我々が護送している!! 精神病院の「黄色い救急車」だァ――――!!! 保証期間が切れ次第故障しまくってやる!! 電気産業代表 「ソニータイマー」だァッ!!! 調味料の合成なら我々の無神経さがものを言う!! 毛髪の再利用 衛生観念皆無 「中国の毛髪製醤油」!!! 多重債務者の末路を知らしめたい!! 「武富士のCMのレオタードダンス」だァ!!! ピアノでは全英制覇だが話題性なら全世界の注目がオレのものだ!! 英国の記憶喪失者 「ピアノマン」だ!!! 訴訟対策は完璧だ!! アメリカの電子レンジ 「猫が爆死」!!!! 風邪の細菌はすでに他人の体内にある!! はた迷惑のほら話が来たッ 「風邪は人にうつすと治る」!!! 砂糖が多いから普通に体に悪い!! 悪ガキの歯を溶かしたる 清涼飲料水 「コカコーラで歯や骨が溶ける」だ!!! 雪で閉ざされた学校(極限状態)ならこいつが怖い!! 学校の人肉・イーター 「生徒の肉を食べた教師」だ!!! 膝の裏からフジツボが出現だ!! 磯遊び 「傷口にフジツボが繁殖」!!! 学内で淫行をしたから口中から新種の細菌(本当は精子)が検出されたのだ!! 学生の誤解を見せてやる!!「新種の細菌と思ったら精子」!!! 好物がゴキブリとはよく言ったもの!! ゴキブリの卵が今 ビックリ人間の腹の中で孵化する!! 変人 「ゴキブリを食べて死んだ少年」だ―――!!! 死体洗いのバイトこそが地上最強の汚れ仕事だ!! まさか小説の中だけのフィクションだとはッッ 「死体が浮かぶホルマリンプール」!!! 風呂で死んでからここまで煮たッ 死亡推定時刻一切不明!!!! 風呂場の煮込み(シチュー)老人 「煮込まれたお年より」だ!!! オレたちはアニメ最強ではないテレビ番組で最強なのだ!! 御存知国民的アニメ 「ドラえもんとサザエさんの最終回」!!! 動力は今や人力である!! 電気代より人件費のほうが高い!! かに道楽の看板の「動力は自転車で発電」だ!!! ウサンクサァァァァいッ説明不要!! 何も食べずに生きる男性!!! 解剖された宇宙人!!! x51.orgだ!!! ジョークは実戦で使えてナンボのモン!!! 超不謹慎医大生!! 死体の耳で「壁に耳アリ」の登場だ!!! リスクファクターは避けるもの 邪魔するコゲは思いきり取り除き思いきり捨てるだけ!! 俺も最近まで信じていた 「コゲを食べるとガンになる」 自分を試しにピアスを空けたッ!! 神経切断 「ピアス穴から出た神経を抜いて失明」!!! 連打の為にバネを仕込み ”名人”高橋が逮捕されたァ!!! 今の自分にポマードは効かないッッ!! マスク・ウーマン「口裂け女」!!! 2chの伝説が今ベールを脱ぐ!! ラウンジから 鮫島事件だ!!! 高速道路ならオレはいつでもトップスピードだ!! 燃える神脚 「ターボばあちゃん」 ニックネームで登場だ!!! パティの原料はどーしたッ 疑惑の炎 未だ消えずッ!! 材料費の節約も思いのまま!! 「ミミズバーガー」だ!!! 特に理由はないッ エイズが怖いのは当たりまえ!! セックスした相手にはないしょだ!!! 宝石箱にメッセージ! 「エイズの世界にようこそ」がきてくれた―――!!! メーカーが開発したフライドチキン用ニワトリ!! ケ○タッキーのデンジャラス・チキン 「足が4本あるニワトリ」だ!!! パフォーマンスだったらこの伝説を外せない!! 超A級皮膚呼吸 「金粉ボディペイントを長時間やると死ぬ」だ!!! 超一流馬鹿の超一流の虐待だ!! 生で拝んでオドロキやがれッ 2ch生活板の鋼鉄女!! 「息子のキンタマを切りおとした母親」!!! 車椅子は小さな積み重ねが完成させた!! 今の缶ではもう無意味!! 「プルタブを集めて送ると車椅子が寄付される」だ!!! 若き王者が帰ってきたッ どこへ行っていたンだッ ロックスターッッ 俺達は君を待っていたッッッ「エルビス・プレスリー生存説」の登場だ――――――――ッ 関連レス 885 名前:881 :2005/06/23(木) 02 20 43 ID SGl0+1RBO 882- ちょwwwwwwwまwwwwww違wwwwwwww 886 名前:水先案名無い人 :2005/06/23(木) 02 45 46 ID FIxfpMl50 ソニータイマーって都市伝説なのかなぁ…… 887 名前:水先案名無い人 :2005/06/23(木) 02 51 20 ID Sq/nl6pa0 ピアノマンは都市伝説じゃなかろ? 888 名前:水先案名無い人 :2005/06/23(木) 03 58 10 ID 83o01Zhx0 意図は伝わったができませんですたorz 889 名前:水先案名無い人 :2005/06/23(木) 05 47 59 ID ghnOq8Pv0 元ネタを全部把握してないと作れないもんな‥ 901 名前:水先案名無い人 :2005/06/23(木) 22 59 25 ID WwNvBSy90 空気を読まずにあえて言う。 882-884 GJ! コメント 名前
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KP ユーガタ PL&PC 藍月なくる:藤屋咲 健屋花那:宝夢ヤマイ 配信 2022/09/24 【クトゥルフ神話TRPG】ようこそ!迷冥市役所都市伝説課へ!#かなくる都市伝説課 ハッシュタグ #かなくる都市伝説課 イラスト 高山しのぶ :@yamasinotakabu ツイート 告知 配信告知 立ち絵・イラスト 藤屋咲 高山しのぶ FA
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「はっはっは!!そろそろ代理投下の溜まり分が悪いのでスレ立ててこようとしたら、またもやホストで弾かれ中の人がorzだ!赤マントなのだよ」 「あぅあぅ!赤いはんてんなのですよ」 「こんばんはー」 「さて、他にも書くべきネタがあると言うのに、ラジオネタに走ったわけだが」 「あぅ、「首塚」周りの設定を確認と言うか整理したいらしいのですよ」 「「首塚」の設定は大体一人で固めてますからねー」 「問題は、私も赤マントも「首塚」とは縁が薄い事なのです」 「まぁ、安心したまえ。今回は特別に「首塚」からゲストが来ている」 「初ゲストでしょうかー?」 「と、言う事で、入りたまえ!!」 「うー!僕、ゲストー!うーうー!」 「…ちょっと待ちやがれです。どうしてコアラなちみっこが来るですか。説明役はもっと大人にやらせるべきだと思うのです」 「まぁ、中の人のノリと勢いのせいだな。私に向かって拳を振り上げられても困る」 「うー、僕、ちゃんと答えるー!」 「……とりあえず、色々と確認していくですよ。いざとなれば中の人に説明させるのです」 「メタですねー」 「あぁ、それと、もし投下中に「首塚」に関する質問がきたら答えるのだよ」 「答えるー!うーうーうー!!」 もっとよくわかる「首塚」その1 側近組について 「将門様と直接会える「首塚」メンバー!「首塚」本部に入ることも許されてるんだよー!」 「まぁ、それを考えると、保護され組も側近組と被る面はあるのだがな」 「そこは、またちょっと違うですか」 「うー、側近組は、直接将門様から指令を受けるんだよー。うーうーうー」 「それ以外のメンバーはどうしてるですか?」 「………うー?」 「いや、わからないのかね?」 「…………きひひひひひひひひひひ。「首塚」の正式なメンバーは側近組と、保護されている皆だけ。それ以外は正式にメンバーに認められてなんていない………そんな連中の事、将門様は一々覚えていないだろうし、僕たちも把握はしてないんだよ。きひひひひひひひひっ」 「事実上、放任状態なんですねー」 「どうすれば側近組になれるですか?」 「将門様に認められればいいんだよ?簡単な事じゃない。きひひひひひひひっ」 「…だが、あの祟り神、正直気まぐれだからな」 「簡単そうで難しそうなのです」 「きひひ。己の信念に背かなければ大丈夫なんじゃない?まぁ、その信念が「首塚」の信念に反していたら難しいけどね」 「「首塚」の信念……女子供に手を出すべからず、などのアレか」 「正直、側近組は戦えるとか戦えないとか、その辺りはどうでもいいんだ。大切なのは意志の強さ。将門様は強い意志の人間が……己の考えを貫き通す人間が大好きなんだよ?きっひひひひひひひひひひひひひひひ」 「あぅあぅ、ある意味、我の強い連中の集まりなのですよ。個性の強い一癖も二癖もある奴が集まる事になるのです」 「そう言う事になりますねー」 「…あぁ、そうそう。将門様が好むのはもう一つ、強い「復讐心」……そんなものを抱えている人間は、将門様が積極的にスカウトしに来るかもね?きひひっ」 「スカウト、か……次は、その話を聞こうか」 もっとよくわかる「首塚」その2 「首塚」の勧誘について 「「首塚」は積極的にメンバーを増やそうとしているようだが、どうやって勧誘しているのだね?」 「うー!将門様が街を歩くー!見所ある人見つけるー!誘うー!うーうー!」 「恐ろしい程に単純なのですよ」 「「首塚」に誘ってくるのは将門だけかね?」 「うー?違うよ。僕たちも見所ありそーな人を誘うの。仲間は一杯の方がいー!うーうー」 「見所あるかどうかの判断は…個人任せっぽいのです」 「うー??」 「…どうやら、事実のようだね」 「……きひひひひっ。中には、僕みたいに都市伝説に教われてたりするところを助けられて…って事もあるよ?「組織」に追われてたり襲われてる契約者や都市伝説は、よっぽど悪そうな奴でもない限り、積極的に助けて誘うつもりさ」 「「組織」と敵対している事を考えると、当然の流れだな」 「今は休戦中ですけどねー」 「それと……最近、「組織」を裏切ったり、「組織」に捨てられた奴が、「首塚」に逃げ込んでくる事が多いんだ………誰か、手引きしている奴がいたり、そんな奴を「首塚」に行くよう仕向ける奴がいるのかもね?きひひひひひひっ」 「「組織」と敵対している組織、ということで、自然と「首塚」に流れやすいだけかもしれんがね」 「あぅあぅ。その辺りの真相は、一応現段階では闇の中、なのですよ」 「メタな視点で言ってしまえば、確かにそんな存在はいるようだがね。「組織」の黒服Hや、「組織」外では仲介者と追撃者のように」 「うー!「首塚」は仲間一杯ー!!喧嘩相手ばっかりの「組織」とは違うー!うーうーうー!!」 「…将門は、地味に祟り神同士の交友相手もいるからな」 「道真とか悪路王とか、洒落にならん名前があがるのですよ」 「祟り神とは違うけれど、お岩さんとかとも茶のみ友達らしいですよー」 もっとよくわかる「首塚」その3 保護されているメンバー等について 「さて、次に、最近本格的に出てきた「首塚」が保護している面々についてだな」 「あぅあぅ。一応、前々からちょこちょこ語られてはいたですね」 「うー!「組織」に追われたり色んな理由で「首塚」に護って欲しいって言ってきた人たちだよー! 将門様はみんなを護ってくれるー!うーうーうー!!」 「まぁ、祟り神の保護下に入るということだからな。手を出したら呪いが飛ぶ」 「みんなは、普段は日本近海の海の小島にいるんだよー。そこには、「旧日本軍の亡霊」の都市伝説が住んでてみんなを護ってるー!」 「あぅ。資料によれば、その島でただ存在しているだけだった彼らを、将門が部下にしたらしいですよ」 「兵隊さん達強いー!みんな幽霊だから死なないー!うーうーうー!!」 「お経とかには弱そうですー」 「だが、場所が場所だけに早々攻められることもあるまい。そんな時、彼らは何をしているのかね?」 「うー、訓練したり、畑を耕したりしてるよー」 「畑!?畑があるですか!?」 「島での生活は半自給自足なんだよー、うーうー」 「発電機とかも持ち込まれているそうではあるがな……なぜか、テレビの電波も届くとか」 「その辺りは、色々と不思議なのですよ」 「うー、戦えなかったり、戦うのを拒絶する人達が島にいるから、僕くらいとか、僕よりちっちゃな子供が多いんだよ」 「子供が戦うのはよくないですー」 「……きひひひひひ、でも、その中には……もしかしたら、戦ったらとってもとっても強い奴もいるかもね?きひひひひっ」 「ある意味で、「首塚」の未来の側近組候補生達とも言えるですよ」 「それを考えると…「首塚」は後になればなるほど、「組織」にとって脅威になるのかもしれんな」 「…さて、ここまでかね?」 「以外とネタがあんまりなかったですよ」 「うー、質問もきてないからここまでだね。うー」 「お疲れ様でしたー」 「最後に、言う事はあるかね?」 「うー!「首塚」はいつでも仲間を集めてるー!将門様の配下になりたかったらいつでも来てねー! ………きひひひひ、でも、将門様の信念に背く者は、呪われちゃうから気をつけるんだよ?きひひっ」 「あぅ、それと、保護され組のちみっこたちに勉強とか常識を教えられる者を募集中らしいですよ」 「島に常にいられない者も多いからな…大人もいる、ということになっているのだから、前々からいたという設定でいくらでも追加できるだろう」 「…では、今晩はここまで、なのです!」 「うー、おやすみなさいー、うーうーうー」 「シーユーアゲイン。皆、都市伝説に飲み込まれないよう、ご注意を」 fin P.N「フィーちゃん」 職場に個性的な人が多くて彼らのテンションがたまにきついです…… ところで首塚の資金(主に保護組の内働けない人間の生活用)とかどうなっているのでしょう。 また、保護組って学校いってるのでしょうか? 「---っと、おぉっと、終了しようかと思ったらここで手紙が。少年、まだ頑張れるかね?」 「うー!僕、頑張るー!」 「では、お手紙読むのですよ。P.Nフィーちゃんから 「職場に個性的な人が多くて彼らのテンションがたまにきついです…… ところで首塚の資金(主に保護組の内働けない人間の生活用)とかどうなっているのでしょう。 また、保護組って学校いってるのでしょうか?」との事なのです」 「お金は、島にあったお金とか使ってるー!」 「…島にあった?」 「………!!「旧日本軍の隠し財産」ですね!」 「うー、そうだよー!」 「なるほど。旧日本軍の亡霊がいたのなら、それがあってもおかしくないか」 「意外と、島そのものが都市伝説なのかもしれませんねー」 「学校は、ないよー。でも、勉強は大人の人とか旧日本軍が教えてくれるー」 「…いやいやいや、色々と問題だろう、それは」 「だからこそ、色々と教えられる奴を募集してるのですね」 「うー、先生がきたら寺子屋を立てるって将門様言ってたー」 「おぉっと、そんなところにも時代を感じる単語が」 「…で、個性的な人が多い云々については?」 「………うー??」 「はっはっは、赤いはんてんよ、この少年もまた個性の塊。恐らく、少年もまた手紙の送り主を振り回している一人であろう」 「自覚はなさそうですけどねー」 「……では、今度こそ終了か」 「おやすみなさいー。うー」 今度こそおしまい 前ページ連載 - 花子さんと契約した男の話
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ブリン都市伝説ファイル (ぶりんとしでんせつふぁいる) 2007.1.10O.Aで登場した、ブリンのオープニングファンタジーの一作。 先週話題となった「都市伝説」を受け、アーティストの有名な楽曲に隠れている謎の音声を紹介。 「ああ、先輩!」「チェックアウトせな!」など、どことなく胡散臭さが漂う。最後はなぜか「誕生日おめでとう」と、蛍原徹の誕生日を祝っている。 ※キャスト※ §スクリプト§ 名前 コメント すべてのコメントを見る
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麻薬配達のアルバイト / レイツァー・H・黒部 秘密結社 / イアン・オルステッド テロリストのお礼 / ヨウ・イーヒン 思考盗聴 / 黒瀬 菫 花嫁の長旅 / グォイ=チャチュケスク 人体発火現象 / アーソン・キンドル この先日本国憲法通用しません / 灰舘 タケシ 鮫島事件 / 鮫島 件 心を持ったPC / ビット ひきこさん / 森妃 姫子 マグロ拾い / 有坂 有 天狗の新聞 / 駒時 ヘルメット / 轟木速斗 転生 / 御子川 京子 ケセランパセラン 繰り返す者 / 浮世月風 神隠しの正体 骨折アルバイト / 犬童充輝
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宴会の風景~コアラの少年と姫君 もきゅもきゅとお菓子を頬張る男の子を、視線でもって愛でること数分。 そのあまりの可愛らしさになんかもうお腹いっぱいという感じである。 自分ももぐもぐと"G"とか"呂布"だとか言われてるものてんぷらをかじりつつ、これもお食べー、とビスケットを差し出して、男の子の餌付けに勤しんでいると、 「あ、こんなところにいたんですか!」 という声が。 顔をあげると、そこには二十歳くらいのお姉さんがいた。 背はこっちと同じくらいで、髪は茶色。 茶色は茶色でも染めてる感じのとは違って、なんというか……自然な感じがする。 そんな綺麗な茶髪や、その雪みたいに白い肌から、 (んー、外人さん…でもないか。ハーフとかクォーターとか、そんな感じの人かな?) などと考えていると、そのお姉さんは男の子にお説教をし始めた。 勝手にどこかに行っちゃダメだとか言われてるところからすると、どうやらこの男の子、お姉さんが目を離したその隙を突いてこちらに来たようだ。 と同時に、このお姉さんと男の子の関係についても考える。 お母さんにしては若すぎるし、血が繋がっているようにも思えない。 きっと仲のいい近所のお姉さんとかそんな感じなんだろうなー、とあたりをつける。 餌付けをしてた手前、男の子が説教されてるのをただ見てるだけというのも心が痛むので、助け船を出すことにした。 「すいません、そんなに怒らないであげてください。こっちが引き止めちゃってたようなものなので……」 すいません、と頭を下げる。 するとお姉さんは慌てたように、 「あ、いえ! 怒っていたわけじゃないんですけど……心配で、つい」 と言ってくれた。 うん、いいお姉さんだなあこの人。 お説教の中止は達成できたようなので、次は男の子の方に向き直る。 「君も、お姉さんにあんまり心配かけちゃいけないよ? どっかに行くときはちゃんと言うこと。……わかった子は手を挙げてー!」 そう言うと、 「うー、わかったー!」 と、男の子は元気よく挙手をしてくれた。 うーん、この聞き分けのよさといい、ノリのよさといい……この子ホントいい子だなあ。 そんなことを思って男の子の頭を撫でていると、 「あの………あなたは?」 怪訝そうなお姉さんの声。 …そっか。自己紹介とかなにもしてなかったか。 こいつは不覚、と反省しつつ、 「あ、すいません……こっちはしがない高校生です。えっと、お近づきの印に、梅酒とシュークリームでもどうですか?」 自己紹介がてら、料理を勧めてみた。 ……なんか大事なとこ抜けた気がするけど気にしない! 紙コップに梅酒を注ぎ、シュークリームといっしょに差し出す。 「あ、これはどうも、ご丁寧に……」 受け取ってもらい、「どうぞ遠慮なくいっちゃってください」と促すと、そのままシュークリームを一口。 もぐもぐゴクリ、と口が動いて、そしてその感想は―――。 「―――あ、美味しい」 ………うん。この瞬間がたまらんよね、料理する人にとっては。 「そういってもらえるとなによりです。…えーと、あなたは?」 完全無欠にいい人にしか見えないので、お姉さんのことも訊いてみることにした。 …………こっちがこの街に来て、約一ヶ月。 ただでさえあまり月日が経ってないのに、元々あまりしゃべるのが得意でないのも相まって、知り合いが非常に少ないのだ。 さらに都市伝説関連の知り合いとなると、壊滅的といってもいい。 現在知り合い二名。秋祭りで出会った《エンジェルさん》のお兄さんと、昨夜会った黒服Hさんのみである。 しかも黒服Hさんの電話番号は訊くの忘れてたというアホっぷり。 とまあそういうことで、一人でも多く知り合いを作り、その連絡先を訊いておきたいのだ。情報も欲しいし。 「うー! このおねーちゃん、お姫さまー!」 「ん、そっかそっか、お姫様か。―――改めまして、初めまして。これからよろしくお願いします、お姫様のお姉さん」 なぜか答えてくれた男の子に、のっかるようにして挨拶する。 「え、あ、はい。こちらこそ、よろしくお願いします……」 そう返してくれたお姉さんだけれど、納得いかないような表情で「……何故に、お姫様? ていうか、なんでそれで通じるんですか…」と呟いている。 ………なんか申し訳ないなあ、これ。 一応言い訳しておくと、こっちは基本人の名前を覚えるのが苦手なので、適当にその人のイメージで呼ぶことにしているのだ。 例えばこの男の子だと、抱えてるお菓子の箱からコアラくんとかそんな感じで、それがお姉さんの場合だとお姫様っぽいからまたそんな感じで。 《エンジェルさん》のお兄さんは……エンジェルさんのインパクトが強かったからで、Hさんだけそのままなのは………初対面があれだったからなあ。 いくらなんでも、面と向かって"毛玉さん"と呼ぶのは失礼だろう。 そんなことを考えながら、むー、と唸っているお姉さんに連絡先の交換を申し込んでみる。 男の子の「うー。この人、おねーちゃんとぼくには不吉じゃないー」というアシストもあって、快く了承してくれた。 のだが、その男の子の「不吉じゃない」という言葉が気になる。 「ねえ。さっきの"不吉じゃない"って、どういうこと?」 そう訊く。 すると男の子は突然別人のような口調に変わり、 「………そうだね。お姉さんみたいなお兄さんは、敵には容赦しないみたいだけど。僕達の敵にはならないみたいだからね―――」 ―――きひひっ、と。 幼い口を歪め、そう、奇妙に笑った。 (…………なるほど。当然といえば当然だけど、ただの子供じゃあないわけだ) 自分の右手を、男の子の頭に乗せる。 撫でるわけでもなく、その小さな頭を、手で覆うように。 今能力を使えば、目の前の可愛らしい頭は一瞬で弾け飛ぶだろう。 非難どころか、即座に攻撃されてもしかたない、その行動。 けれど―――思わずそうしてしまうほど、この男の子には、興味を引かれたのだ。 こっちのそんな行動に、男の子は――― 「……うー?」 ―――そう、首をかしげるだけだった。 「……いまいちよくわかんないね、君。…まあ、面白いけど」 いきなりごめんね、と謝って、男の子から手を離す。 お姉さんは、こっちの行動がどういうことだったのか、よくわかってないみたいだった。 ………もしわかられてたら、知り合いになったばかりで速攻嫌われかねなかったから、けっこう安心してたりする。 ほっと胸を撫で下ろすと、遠くから、 『―――ちゃーん、どこー?』 という呼び声が聞こえてきた。 「うー、パパー?」 男の子が反応する。 どうやら、この子の父親が呼んでいるようだ。 「呼んでるみたいだね。またね、バイバーイ!」 「うー、ばいばーい!」 にこやかに手を振り、男の子が声に駆け寄っていった。 「あ、じゃあ私も行きますね。さようなら」 「あ、ちょっと待って!」 男の子についていこうとしたお姉さんを呼び止める。 「? なんですか?」 「いや、ちょっとした注意を。これからしばらくの間、夜はあんまり出歩かない方がいいです…危ないのがうろついてますから」 …………せっかく知り合えたのだ、絶対に死んで欲しくない。 今ここにいるということは《夢の国》と戦ったということで、"お姫様"ということで、それを護る"騎士"もいるんだろうけれど………一対一では、絶対にあの食人鬼には勝てない。 そんなこっちの心境を知ってか知らずか、 「……わかりました、気を付けます。それじゃあ、さようなら」 「はい、なにかあったら電話ください。さようなら!」 微笑みながらそう言って、お姉さんは男の子を追いかけていった。 その後ろ姿を見送りながら、 「…他の人たちにも注意しといた方がいいかなー」 と、独り言。 「―――まあ、まずは知り合うことからか、な?」 もっとたくさんの人と知り合うため、こっちは宴会のただ中へと身を投じるのだった。 前ページ次ページ連載 - 女装少年と愉快な都市伝説
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登録日:2022/05/09 (月) 18 21 48 更新日:2023/10/11 Wed 12 14 06NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 オカルト コロコロコミック コロコロ版ぬ~べ~ ホラー 別冊コロコロコミック 学園漫画 小学館 怪異 怪談 手袋 漫画 田村光久 週刊コロコロコミック 都市伝説 都市伝説先生ウラモン 鍵 不思議な扉、一緒に開けてみない? 『都市伝説先生ウラモン』とは田村光久による漫画作品。 2022年3月15日から2023年9月25日まで『コロコロコミック』のwebサービス『週刊コロコロコミック』にて連載されていた。毎週月曜日→隔週月曜日に更新。 ●目次 概要 主な登場人物主人公サイド 都市伝説サイド 超常現象対策部隊 余談 概要 教師モノ兼学園モノのホラーバトルアクション作品。 作者は漫画版『妖逆門』や『フューチャーカード バディファイト』などで有名な田村光久。 田村は『週刊少年サンデー』時代の末期からメディアミックス作品を執筆し続けていたため、オリジナルの連載作品は『イエロードラゴンがあらわれた!』以来となる。 元々は『別冊コロコロコミック』2020年8月号と12月号に読切作品として掲載されていた。 それが後に週刊コロコロコミックにて連載という経緯を辿っており、読み切り版から設定などが改変されている。 読み切り版は後に第4~5話として週刊コロコロにて2週に渡って公開されているが、「本編とは設定や登場人物が異なる部分があります」という注釈が見られる。 漫画の内容だが、『地獄先生ぬ~べ~』と類似した点が見られることから読み切り版の時代から「コロコロ版ぬ~べ~」と専らの評判。 ただし、ぬ~べ~と比べるとコロコロらしく低年齢層に向けた作りにはなっていると言えるか。 作品タイトル名からも分かるように都市伝説が作品テーマなので、作中では様々な都市伝説のピックアップと恐怖体験が描かれるのも特徴である。 主な登場人物 主人公サイド 古ノ裏門戸 小学校で教師を勤めている、本作の主人公の青年。頭に付けた鍵と黒手袋が印象的な人物。生徒からは「ウラモン」と呼ばれている。 生徒にも低姿勢で穏やかな口調の人物。一方で非常に憶病な性格で恐怖を感じるとネガティブな言動が目立つが、生徒が危機に陥ると恐怖に耐えて奮発する。 実は手袋で隠している右腕の掌には奇妙なカギ穴が開いており、頭の鍵を使って「異界の門」を開けることで巨大な腕に変化。 腕を活かした殴打などの攻撃が可能で、更に「強制送還」で怪物を異世界に送還する能力や「強制解放」で怪物を解体するなど様々な特殊能力を見せる。 カイキに自身の能力を見せてからは、手袋の下に肌に似せた手袋を重ねて掌の見た目を誤魔化すことでカイキの話を周囲に信じさせないことに成功しており、「まだ真実を教えるわけにはいかない」と語るなど正体に謎が多い人物。 神山カイキ 小学5年生の男子で本作のトラブルメーカー的ポジション。都市伝説に挑む「都市伝説倶楽部」を創設している。 基本的に好奇心旺盛で恐怖心が並の小学生より薄く、怪物を見てもあまりビビらないどころかむしろ積極的に関わろうとする姿勢から、ロジィなどに目を付けられてしまったことも。 ウラモンの実態を周囲に告白するが、元々信頼度がないことやウラモンの誤魔化しが成功したことで全く信じられていない。 読み切り版では「樹木飼」という苗字だったが、それ以外の設定は連載版と大きな相違点はない。 小針鈴虫 中性的な容姿の少年。カイキの友人で都市伝説倶楽部のメンバー。 能天気なカイキに呆れ気味にツッコむ場面もあるなど、カイキと比べると常識人で気弱な性格。 都市伝説「魔の13階段」に巻き込まれたことによって一時的に周囲の記憶から存在を忘れ去られてしまうが、ウラモンによって救出される。 亀田大 細めで太った体格の少年。都市伝説倶楽部のメンバー。 カイキや鈴虫と比べると口数は少ないが、カイキを抱えて走れるなど地味に力が強い描写がある。 月岡月 カイキ達のクラスメイトの女子小学生。真面目な性格の優等生だが都市伝説を信じておらず、カイキを「オカルトバカ」と呼んでいる。 飼い猫を探していた最中に猫に関する怪奇現象に誘われる。 久比岐うしみつ 学校の壁新聞を担当している少年。壁新聞の制作で偶然呼んだオカルト本を書き写し、都市伝説「あぎょうさん」の記事を執筆する。 記事が話題を呼ぶとあぎょうさんに関する噂や不気味な現象による怪我人が出るという怪奇現象が発生。当初はテンションが上がっていたが、途中から焦りを見せるようになるが…。 都市伝説サイド 人形 都市伝説「人形かくれんぼ」によって召喚された、儀式に利用した熊の人形が巨大な怪物と化した鬼の化け物。 欠けた目玉を欲して奇妙な形の怪物へと変形して襲い掛かり、ウラモンによってカイキのズボンのボタンを渡されて目玉を手に入れてもなお目玉を欲求する。 その様子から右腕を解放したウラモンによって身体の核と化していた人形が晒され、「強制送還」によってウラモンの掌に吸い込まれていった。 ロジィ 登校中のカイキの目の前に現れた怪しげな雰囲気の男性。自称「しがない行商人」。 リアカーで手足を売っているという行動からカイキには都市伝説「足売りババア」ではないかと疑われたが、本人は否定している。 カイキに足を売ろうとした際に予想外の答えを出してきたことに面白がる様子を見せ、出血大サービスとして走力の高くなる足を交換する。 足を気に入ったカイキに次々と身体の部位の交換を提供し続けて最終的に頭を入れ替えて別人にしようとするが、ウラモンに阻止されたことで骨折り損と語りながら逃亡した。 痛みを与えずに足を入れ替える力や人を払う結界を展開する能力を持ち、ウラモンのことも知っているなど謎が多い。 新しいカイキ(仮) ロジィが持ってきたカイキと同じ見た目ながらも「中身が高品質」らしい頭で、カイキの身体を乗っ取って自身が新しいカイキになろうとする。 身体を伸ばして多数の手足を展開した姿になってウラモンを葬ろうとするが、「強制解放」によって多数の手足と分解された。 怪物の姿になった際には「のびのび」と連呼する奇妙な口調を見せている。 黒服の男 カイキの後を付けていた黒服の不気味な男性。背中から刃のような触手を複数本展開することが可能で、ウラモンを相手に優勢に立つ戦闘力を持つ。 その正体は別次元にいる宇宙人であり、自身の母星では戦争が延々と続いていた最中に偶然召喚したカイキの自由帳を文献と解釈し、その自由帳に書いてあった「D・D・D(ダークネスディメンションデストロイ)」というカイキが妄想したベイブレーガー(*1)という玩具の二次創作アイデアを兵器と勘違いしていた。 実際は存在しない兵器だったが代わりに実在するベイブレーガー2種を譲渡され、最後まで玩具を兵器と勘違いしたままウラモン達の記憶を消して帰還した。しかし、ベイブレーガーが本当に戦争の終結に貢献することになる…。 超常現象対策部隊 葛切影千代 超常現象対策部隊という組織の3尉の男性。クールな雰囲気の男性で成人の割には小柄。 偶然現場に紛れ込んだカイキの見学を許すなど雰囲気に反して心は広いが、自身に小柄という印象を持ったカイキの内心を読んで締め上げるようにおモチに指示するといった一面も。 葛切おモチ 影千代と同じく超常現象対策部隊で勤める女性。女性の割には大きい体格で巨乳。 クールな影千代とは真逆でかなり軽いノリを感じさせる女性で、成人男性のウラモンを振り回してしまう怪力を誇る。 相手を狙う際には顔を暗くして眼光をキラーンと光らせる癖がある。 余談 週刊コロコロでは『ぷにるはかわいいスライム』が予想外の反響を得たためにそちらが所謂「雑誌の看板」的に扱われているが、当初は本作が主力作品として想定されていたのではないかとの推測もある。 不思議な項目、一緒に追記・修正してみない? △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
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430 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/05/11(火) 22 40 24 ID ??? グラハム「無論、謎の市民の味方・ブシドーの武器として使うつもりだが…… 最近変身してないのでKIMONOの着方がわからん……! こうか?む、これは裏生地なのでは?ではこう…いや、こっちか?のぉおお!?!」 シーブック「最近、巨大な丸い生き物が町を徘徊しているって噂だ」 ジュドー「都市伝説ってやつね」 ガロード「こんな感じらしいぜ」 ヽノ .● <カタギリーボスケテクレー ハ アムロ「これは……タッコング! マーク君に連絡だ。ジャックに始末して貰わなければ」 シャア「ジャックじゃない!帰ってきたマンだ、アムロ!」 アムロ「いつから家にいた、シャア!ガンダムハンマー!」
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中央高校での決戦~vsHさん 校舎の中へ入り込み、その中をうろうろ徘徊しようかと思っていたこっち。 だが、入った教室内でいきなりアクシデントに見舞われた。 なぜかいる大量の鼠たち。噛みついてくるそれらを仕方なくローラーで轢き潰す。 五分ほどすると、その教室内の鼠は全て骨も肉も入り交じったミンチと化した。 ローラーを消し、さていきますかー、と教室を出ようとする。 と、 「―――あぷ」 「―――おっ……と」 ちょうど出入り口のところで誰かにぶつかった。 おおここに来て初めての人との遭遇! と内心はしゃぎながらも身体の方はきちんと動かし、慌てて後ろに下がって頭を下げ、「ご、ごめんなさい」と謝る。 「ああ、こっちこそすまんな」 と、ぶつかったその相手。 ………しかし、その声になんだか違和感を感じた。 前に聞いたことがあるような、そんな気がする。 下げていた頭を上げ、ぶつかってしまった相手の顔を確認。 頭の周囲で触手っぽく髪の毛をうねうねさせているその人は―――。 「ん、なんだ? 顔に何か付いてでもいるか?」 将門様の宴会の前日に街中で偶然出会った、黒服Hさんだった。 お久しぶりです、とつい言ってしまってから、気付く。 「ん……お久しぶりです、ねえ。俺と君とは初対面だと思うんだが」 俺がそんな素晴らしい体型を忘れるはずもないしな、と少し不思議そうに言うHさん。 その間もその髪の毛はわさわさと蠢いている。少し怖い。 ……それにしても、バカをやった。 Hさんと出会ったのは女になる前のことで、今の身体でそのことを言ったら女装していたことがバレてしまう。 「あ、いや……見間違いでした。すいません」 とりあえずごまかしてみることにする。 「…………俺を見間違えるというのは、中々難しいと思うんだがな」 思いっきり怪しまれた。 それはそうだろう、こんな髪の毛が独立して動いてるような姿を見たら当分忘れないだろう。下手したらトラウマにすらなりそうだ。 「……イエクラカッタカラミマチガエタンデスヨー」 出来る限り平静を装ってしらを切る。なんか不自然な気もするが気にしない。 Hさんはなおもこっちのことを疑っているようで、身体中をじとーっと眺めまわしていたが、 「まぁ……いいか」 の一言とともに納得してくれたようだ。 三十六計逃げるにしかず、バレる前にさっさとこの場を離れることにする。 「あ、じゃあこっちはこのへんでお暇しm「まぁそう急くな。訊いておきたい事もあるしな」―――す………」 なんか呼び止められた。頼むから勘弁してほしい。 訊きたい事ってなんだろうかまさか気付かれたんだろうか女になってやっと女装の恥ずかしさから解放されて心が安らいでたのに―――と無駄に高速で頭を働かせていると、 「―――嬢ちゃんは、マッドガッサー達の敵か?」 Hさんの口から、真面目な声での問いが放たれた。 それを聞いて、アホなことを考えていた頭を切り替え、その内容について考える。 マッドガッサーさん達の敵かと訊かれれば、戦いたくないからノー。 でも計画は止めたいから味方というわけでもない。 それが今のこっちの立ち位置だ。 でも―――今のHさんの言い方にははっきりとした違和感を感じた。 DさんとHさんは同じ『組織』に属している、らしい。 Dさんがマッドガッサーさんたちを止める方向で動いているのだから、Hさんもそれと同じのはずだ。 なのにHさんは今、″マッドガッサー達の敵か″と訊いた。 こっちがマッドガッサーさんたちの仲間かを疑っているのなら、″マッドガッサー達の味方か″と訊くのが普通だと思う。 ―――これは、もしかして。 「特に敵、というわけじゃありません。計画はなんとか阻止したいところですけど。―――あなたは、どうなんですか?」 「俺か? あぁ、惚れた弱みみたいなもんでな―――今はマッドガッサー側だ」 ―――やっぱり、そうだったか。 たぶん、惚れた弱みとか言ってるし、《スパニッシュフライ》だろうと思う。 こんな支配系の能力もあるのか……まあ元が惚れ薬らしいし、その感情を利用したりとかそんな感じなんだろう。 そう分析するこっちにHさんはくるりと背を向け、 「まぁ、敵じゃあないならそれでいい」 イロイロと出来ないのは残念だが……と呟き、教室から出ていこうとする。 え、まだ訊きたいことあるのに!? 「ま、待ってください!」 慌てて呼び止める。 ん、と面倒そうに首だけで振り向くHさん。 「惚れた弱み、って言いましたよね。それ、あなただけですか?」 これだけは意地でも確認しておかなければいけない。 一応殺意満々な人を止める気ではあるけれど、目的はあくまでマッドガッサーさんたちを止めること。 マッドガッサーさんたちと戦いたくない……というか戦えないから、そして人数的に彼らが不利だろうと思ったからこそ、他の人頑張ってーみたいなスタンスでいたのだ。 だけど、支配系の能力を持っているなら話は別。 守りを一人倒したとしても、その間に攻めが守り側に寝返ってしまったりしたらじり貧だ。 もしそうだったら………支配されてる人だけでも撃破するべきだと思う。 万が一計画が実行されてしまったら洒落にならない。 そんな大規模な、そして隠すことが不可能に近い事件を引き起こされたら確実にヤバい。色々と。 「そうだ………と言ったら?」 「……こっちはあなたの敵になります」 こっちの言葉を聞くとHさんは愉快そうに肩を揺らし、 「―――なら、お兄さんが遊んでやろう」 そう宣言すると同時、Hさんの髪の毛が爆発したかのように四方八方に飛び散った。 圧倒的な量の髪の奔流がこっちの身体を飲み込み―――それが過ぎ去った後、こっちは大の字の姿勢で両手足を縛られ、宙に浮いていた。 「案外あっけなかったな、嬢ちゃん………罰ゲームだ」 勿論性的な意味で、と髪をうねらせながら付け足すHさん。 ていうかHさん、強いな……これは結構本気にならないとヤバそうだ。 そう思い、同時にあるワードが頭に引っ掛かる。そのワードとは"性的な意味で"。 なんだかその言葉についてのことで、Hさんに言いたいことがあったような…………あ。 「そうだHさん、あれ嘘だったんじゃないですか!」 いきなり叫び出したこっちに首を傾げるHさん。 しかし構わず続ける。 あれでこっちがどれだけ恥ずかしい思いをしたことか! 「だからあれですよあれ、しらを切ろうったってそうはいきません!」 「いや、本当に見当が………」 「だーかーら! あの、ふぇ…………」 「ふぇ?」 「あの、ふぇ、ふ、ふぇら………」 「ふぇら?」 「あの、その…………ふ、ふぇ○ちおの件についてです!」 顔が熱くなるのを感じながらも男らしく(注 あくまで女装少年にとっての男らしくです。あしからず)宣言するこっち。頑張った、言ってやった! それを聞いたHさんは数秒考え込み……そしてポン、と手を打った。 「成程、あの時の女装くんか。女体化してそうなるとは……素晴らしい」 「………………あ」 そういえば、あれは男の時のこっちの話で今は女で、つまり今のは……………じ、自爆った…………!? ああああああなにやってるんだ自分! 馬鹿なの、しぬの!? 数秒前の自分のこめかみに全力全開のブーメランフックを叩き込みたい衝動にかられる。 しかし縛り付けられた手足のせいで頭を抱えることもできない。正直泣きたい。 「……うむ、男の娘にロリ爆乳か。ナイスな趣味だ。中々の手錬れだな」 「言わないで!? っていうかあなたのせいで変態とか言われたんですよ、あんな嘘ひどいじゃないですか!」 「人類皆変態、人として生まれたからには一度は変態と称えられるべきだろう? よかったじゃないか」 「良くないです! っていうかうちの父さんとか友達みたいなこと言わないでください!?」 ダメだこの人、やっぱり父さんたちと同類な人だ! そんなくだらない会話の最中にもどんどんHさんの髪は伸びていく。もう、下手すると教室中を覆い隠せそうだ。 とんでもない量の髪の毛を自在に操りながら、Hさんは言う。 「そのあたりのことはともかくだ、とりあえず抵抗できなくなるまでイロイロやらせてもらおう」 その言葉とともに大量の髪の毛が蛇のように鎌首をもたげ、空中で身動きできないこっちに向かって殺到する。 勢いよく向かってきた髪の毛は、しかし何も捉えることなくお互いに絡まり合った。 「………よく避けたな、髪の強度にはそれなりに自信があったんだが。それは鎌か………何の都市伝説だ?」 「この鎌だけじゃあ切れませんでしたよ。でも、″今の″この鎌は鋼鉄だろうが切り裂きます。都市伝説は………秘密です」 「成程、多重契約者か。厄介だな」 髪の毛が向かってくる間に、両手に出現させた鎌で両手首を縛っていた髪の毛を断ち切り、続いて足の方の髪も切って離脱したのだ。 Hさんの顔を見据えながら周囲の髪の毛にも注意を払い、言う。 「先に謝っときます―――ごめんなさい。あなた強いんで、手加減とかできません」 そう言うのと同時にHさんの元へと一直線に走りだす。 攻撃のリーチも自由度もHさんのほうが上だ、距離をとって勝てる相手じゃない。 「おいおい、男が女の子に手加減されてちゃ格好がつかないだろう?」 言葉とともに、四方八方から襲いかかる髪の毛。 急停止してバックステップ、なんとかかわす。 「どうやら接近戦に持ち込みたいようだが……そう簡単には、近寄れないぞ?」 続いて後を追うようにして迫ってきた髪。 それを、 「…思い込んだら」 すぐさま生み出したローラーで叩き落とした。しかし、息をつく間もなく新たな髪の毛が襲ってくる。 ………正直、分が悪い。状況的には多勢に無勢のようなもので、その上相手の数が減らないのだからどうしようもない。 ――― 一度、仕切りなおすか。 そう考えた一瞬の隙に、足に髪が絡みつく。 「油断大敵だ―――って、おぉっ!?」 Hさんが驚いたような声を上げた。当然だろう……追い詰めたと思った瞬間に、自分の身体が宙を舞ったのだから。 足に絡みついた髪。それを足を無理矢理に振ることで引っ張り、Hさんをもそれに巻き込んだのだ。 そのままHさんは窓に突っ込み、複数の窓ガラスが割れる不協和音が教室内に響く。 が、 「………やっぱり無傷、ですか」 「まぁ、この程度じゃあなあ? それなりに修羅場はくぐっているしな」 何事もなかったかのように窓から顔を出すHさん。どうやら、髪の毛をクッションにして身を守ったようだ。 ………うん、このままじゃジリ貧なだけだし、このへんで仕切りなおさせてもらおう。 そう考え、姿勢を中腰に。左手を腰あたりに回し、居合いのような構えをとる。 そして、忘れずにHさんに警告。 これを使うのは初めてなので、あまり勝手が分からないのだ。ただ、まともに食らったら洒落にならないとは思う。 「あの、次の一発、絶対に全力で防いでくださいね? ……たぶんマジで危ないですから」 言うだけ言った後、返事を聞くまでもなく行動に移る。 Hさんはかなり腕が立つようだし………大丈夫だろう、たぶん。 「―――思いこんだら、思い込んだらっ!」 左腕を居合いのように振りながら叫び、二つのローラーをともに左手に出現させる。 そして新しく手に入れた《重いコンダラ》の能力―――このローラーの場合は重量の選択―――を発動。 これはこのローラーの重量を百キロから一トンまでの範囲で、変化させることのできる能力だ。 二トンというあまりの重さに悲鳴をあげる左腕。その痛みを我慢し、Hさんの両脇………Hさんの身体を支えているその髪の毛を狙ってローラーを投げ放った。 「―――っ!」 Hさんは咄嗟に反応し、狙われた箇所の髪の毛の密度を一気に上げる。 しかしその髪も、二トンという重量プラスぶん投げられた勢いのついたローラーの衝撃には流石に耐えられなかったようだ。 ぶちぶちっという嫌な音が響き―――支えを失ったHさんはローラーの重さに引きずられ、窓の外へと落ちて行った。 それを確認すると、こっちは急いで教室を出る。 今すぐまたHさんとやりあうのは、二重の意味でごめんだ。 一つは、こっちの攻撃はほぼ全てが純粋物理攻撃なのでHさんに近寄ることすら困難なこと。まあ、こっちはなんとかやってやれないことはないと思う。 問題は、もう一つの方だ。 自分の左手へと目をやる。ぷらぷらと力なく揺れている。動かそうとする。しかし動かない。 あまりの重量に耐えきれなかったのだろう―――それはもう見事に脱臼していた。 歯をくいしばって痛みをこらえながら、外れた肩を嵌めなおす。 なんとか動くようにはなったが………それでも動かすたびに激痛が走る。これじゃあ戦闘では使えないだろう。 「…………どうしようかなあ、これ」 一応操られている人を止めようとは思う。 けれど、この腕では下手に戦えない。返り討ちにあって自分が操られたら本末転倒だ。 ………仕方ない、これから会う人が怪我を治せる人だというのに賭けよう。 そう考え、校舎内の様子を窺うこっちなのだった。 前ページ次ページ連載 - 女装少年と愉快な都市伝説